ソウル世界遺産「宗廟(そうびょう)」のアクセスと宗廟大祭

ソウル市内の代表的な歴史的サイトと言えば、2つのユネスコ世界文化遺産「宗廟(そうびょう,チョンミョ)」と「昌徳宮(しょうとくきゅう)」を挙げないわけにはいきません。

朝鮮王朝(1392-1910)時代の栄華を伝える史跡は、日本からのツアーでは必ずと言っていいほど訪れる場所でもありますね。ソウル中心市街地にも近くアクセスも抜群、明洞の繁華街からも徒歩圏内です。

この記事では、ソウル観光ではずすことのできない世界遺産の内の一つ「宗廟(そうびょう)」と無形文化遺産に登録されている「宗廟祭礼と祭礼楽」ついてスポットを当ててみたいと思います。

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ソウルのユネスコ世界遺産「宗廟」の場所とアクセス

まずは世界遺産の「宗廟」の場所を確認しておきたいと思います。「宗廟」はほぼソウル市内の中心部に位置します。

最寄り駅は、地下鉄1,3,5号線の「鍾路3街(チョンノサンガ)駅」。1号線なら11番出口、3,5号線は8番出口から徒歩で約5分の位置です。

明洞(ミョンドン)エリアや東大門(トンデムン)からも徒歩圏内です。

宗廟公園

宗廟公園

「宗廟」入口の前方に広がるのは「宗廟公園」。開けた視界の公園の中を通って入口に向かいます。

「宗廟」の営業時間と観覧料金

宗廟の正門「外大門」

宗廟の正門「外大門」

公園を中に進んで行くと宗廟(そうびょう)の正門「外大門」が見えてきます。ここが宗廟の入口になります。

観光地と言うよりはあまり主張しない素朴で厳かな感じがする佇まいです。

営業時間

「宗廟」チケット売場

営業時間は変則的、時期によって終了時間が変わります。なお、最終入場は閉場1時間前までです。

期間 営業時間
2~5月,9~10月 9:00~18:00
6~8月 9:00~18:00
11~1月 9:00~17:30

定休日:火曜日(火曜が祝祭日の場合は翌日が定休日)

観覧は日本語ガイド引率の時間制、自由観覧は土曜日のみ

ここで注意したいのは、「宗廟」を観るには解説者(専属ガイド)と一緒に回るという制約が設けられていることです。土曜日の自由観覧日以外は、必ず決められた時間に専属ガイドと一緒に見学する時間制になります。所要時間は約1時間で料金はガイド付きもなしも同じです。

日本語ガイドは約1時間に1回、1日8回(3~9月は9回)あります。希望の開始時間より少し早めにチケットを買い求めた後に入口で開始を待つことになります。

日本語ガイド時間
9:00,9:40,10:40,11:40,12:40,13:40,14:40,15:40,16:40(3~9月)

ガイドの言語:韓国語,日本語,英語,中国語

観覧料金

料金 年齢
大人 1,000ウォン 19~64才
子供 500ウォン 7~18才
シニア 無料 65才以上

※統合観覧券(10,000ウォン)を購入すると、宗廟,景福宮,昌徳宮(後苑を含む),昌慶宮,徳寿宮の観覧が可能です(有効期限3ヶ月)。

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ユネスコ世界文化遺産「宗廟」の概要

「宗廟」入口にあるユネスコ世界遺産の石碑

「宗廟」入口にあるユネスコ世界遺産の石碑

「宗廟」は朝鮮王朝歴代の王と王妃の神主(位牌)が安置された儒教の霊廟です。朝鮮王朝が漢陽(現在のソウル)に都を移した太祖3年(1394年)に着工し翌年に完成、修復を繰り返しながら現在に至るまで当時の形が保存されています。

1995年12月には「宗廟」がユネスコ世界文化遺産、2001年5月には「宗廟祭礼と祭礼楽」が無形文化遺産に登録されました。

神のための道「神路」

私が参加したのは13:40からの日本語ツアー。総勢は10人にも満たないグループで、日本語のわかる日本人以外の参加者もいました。

入口で集合した後に、日本語の上手な専属ガイドの説明を聞きながら敷地内を観て回ります。

この敷石が敷かれている写真は「三道」と呼ばれる神,王,皇太子が通る特別な道です。中央の敷石は「神路」と呼ばれる亡くなった王のための道で正門から正殿へと続いています。

神路は先祖の魂(歴代王)が通る神聖な道なので踏むことのないように注意がありました。

宗廟の中心建築「正殿(チョンジョン)」

「正殿」宗廟のメインとなる神殿建築。長さ101m、建坪1,270平方メートルの木造建築は韓国一の長さを誇ります。この正殿内には、善政を施した朝鮮王朝19人の王とその王妃の位牌49位が祭られています。

正殿の柱

正殿の神室

正殿の建物には19の神室があり、時代と共に何度か増築されたそうです。

第1室には太祖、第11室には韓流ドラマ「トンイ」で有名な粛宗(スクチョン)、第13室には韓流ドラマ「イサン」の太祖が祭られています。

永寧殿(ヨンニョンジョン)

「永寧殿(ヨンニョンジョン)」は世宗3年(1421年)の建設。太祖の4代祖と正殿に祭られていない王と王妃の位牌を祭った別廟です。16の神室に位牌34位が祭られています。

無形文化遺産「宗廟祭礼と祭礼楽」

無形文化遺産に登録されている「宗廟祭礼」は別名「宗廟大祭」とも言われ、宗廟に祭られている歴代の朝鮮王朝の王と王妃の位牌を祀る先祖祭礼儀式です。

そして、その進行中に演奏される器楽と歌,舞が「宗廟祭礼楽」です。宗廟祭礼楽では、500年前の旋律を当時のまま再現しています。

▲「宗廟大祭」の様子を説明したパネル

楽工庁

「楽工庁」宗廟祭礼のとき音楽を担当する楽師の待機場です。

「宗廟大祭」2018年はいつ?

朝鮮王朝時代からの伝統を再現する「宗廟大祭」は、通年毎年5月の第1日曜日に開催されます。毎年、王の乗る神輿と楽隊が景福宮から宗廟まで練り歩くソウルの一大イベントです。

韓国文化財庁ホームページ

宗廟観光の所要時間は?

宗廟観光の所要時間は、専属ガイドと一緒に回って約1時間です。

宗廟観光を終えた感想

「宗廟」はとても厳かで歴史の重みを感じさせる神聖な場所でした。儒教の文化や伝統を朝鮮王朝時代から現代に変わらずに伝えるとても貴重な霊廟です。

専属ガイドと回るのは少し億劫だなあ・・・などと、はじめは思っていましたが、詳しい説明が聞けたことで宗廟に対する理解が深まったことは言うまでもありません。とても貴重な体験ができました。

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